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A: 素直に『はい』

(教官たちに嘘ついたって、すぐにバレるに決まってる···)

サトコ
「は、はい···あの、そうです···」

素直にうなずいた私に、教官たちは

石神
······

後藤
っ···

颯馬
そうですか

(あれ···?みんな、別に普通の反応···)
(そうだよね。私が過去に誰と付き合ってても、教官的には、別に···)

黒澤
それで?カレとはどこで知り合ったんですか?

ホッとしたのもつかの間、黒澤さんがさらに尋問してくる。

サトコ
「えっと···実は幼馴染で、小学校からの友達なんです」

黒澤
幼馴染ーーー!?なんですかその美味しい話!

サトコ
「お、美味しい?」

黒澤
同級生でしたっけ!?サトコさんが年上!?

サトコ
「いえ、向こうの方がひとつ上です。だからお兄ちゃんみたいな感じで」

黒澤
来たーーーー!源氏物語的展開!
元カレさんは、サトコさんが美しくなるのを、小さい頃からずっと待ってたんですよ!
そして今!成長したサトコさんを手に入れて、アレコレするために···

サトコ
「違います!しかも、アレコレってなんですか!」

(い、今の絶対に聞かれてたよね···?)

慌てて黒澤さんを止めて、私がチラリと見たのは···
<選択してください>

A: 後藤

B: 石神

C: 颯馬

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