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研修 後藤 2話

【鳴子の部屋】

颯馬

下着泥棒、ですか‥

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颯馬教官は腕を組み、眉間に皺を寄せる。

悲鳴を聞きつけた教官たちも、鳴子の部屋に集まっていた。

鳴子

「は、はい‥部屋の鍵は、ちゃんと閉めたはずなんですけど‥」

東雲

ホテルの鍵なんて、いくらでも開けようがあるからね

サトコ

「そ、そうなんですか‥!?」

鳴子

「はぁ‥」

悔しそうに拳を握る鳴子の背中を、優しく撫でる。

石神

それで、氷川は不審な男を見かけたのか?

サトコ

「はい。廊下に出ようとしたところ、男の人とぶつかって‥」

「その人の手には、女性物の下着が握られていました」

「中肉中背で、これといった特徴はありませんでしたが‥」

「顔を隠すように、大きなマスクをしていました」

黒澤

そいつが犯人の可能性が高いですね。下着泥棒なんて、男の風上にも置けません!

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颯馬

本人は、まさか自分が公安候補生に手を出したなんて夢にも思っていないでしょうね

後藤

‥氷川

それまで黙り込んで報告を聞いていた後藤さんが、私に目を向ける。

後藤

アンタは大丈夫だったのか?

サトコ

「はい。確認しましたが、何も盗られてませんでした」

後藤

そうか‥

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後藤さんは私にだけ分かるように、ホッと息をついた。

東雲

へぇ、何も盗られてないんだ

東雲教官の楽しそうな声に、ギクッとする。

東雲

さとこちゃんは、ムキムキだからね

犯人もサトコちゃんには敵わないって思ったんじゃない?

加賀

フッ‥そもそも、こんな色気とは無縁なクズに興奮するやつなんかいねぇだろ

サトコ

「なっ‥!」

(別に、教官たちに女として見られたいってわけじゃないけど‥!)

(ヒドイ‥っ!)

東雲

本当のことでしょ

黒澤

ダメですよ、歩さん。ムキムキな女の子が好きな人だっているんですから

<選択してください>

A: 後藤に助けを求める

サトコ

「ご、後藤教官‥!」

私は後藤さんに視線を向け、助けを求めた。

後藤

その、なんだ‥

急に話を振られ、後藤さんは戸惑いながらも口を開く。

後藤

あれだけ特訓を重ねているんだ。筋肉がつくのも当たり前だろう

サトコ

「そうですよね!?ほら、後藤教官もこう言っています!」

東雲

別に、ムキムキが駄目とは言ってないでしょ

そのおかげでサトコちゃんの下着は守られたんだから

東雲教官は、ニヤリと笑みを浮かべる。

(いいのやら、悪いのやら‥)

東雲教官には逆立ちしても勝てないと、がくりと肩を落とした。

B: フォローになってません!

サトコ

「く、黒澤さん!それ、フォローになってません!」

黒澤

大丈夫ですよ、サトコさん!自信を持ってください

なんたって、サトコさんは美しい筋肉の持ち主ですから!

颯馬

フフ、それはじっくり見てみたいですね

サトコ

「そ、颯馬教官まで‥!」

(みんな、ヒドイ‥!)

私の周りには敵しかいないのだと、深いため息をついた。

C: 話を逸らす

サトコ

「そ、それよりも‥今は対策を立てないとですよね」

東雲

そうだね。どうすればサトコちゃんがもっと女の子らしく見えるのか、考えよう

黒澤

サトコさんは料理だってできますし、立派な女の子ですよ

例えムキムキだろうと、勝ち目はあります!

サトコ

「って、なんの対策ですか!?」

(うぅ‥結局、話が戻っちゃう‥)

鳴子

「サトコ‥」

鳴子は憐みの目で私を見て、合掌した。

後藤

‥とにかく、今日はもう遅い

氷川と佐々木は戸締りをきちんとして、今日はもう休め

後のことは、俺たちが引き継ぐ

サトコ

「分かりました」

鳴子

「よろしくお願いします」

それから教官たちがいくつか指示を出すと、この場は解散となった。

翌日。

厳しい訓練が終わると、夕食とお風呂を済ませてベッドに横になった。

サトコ

「昨日は、散々だったな‥」

よりにもよって、後藤さんの前で『ムキムキ』と連呼され。

仕方がないこととはいえ、後藤さんとの約束はそのまま流れてしまったのだ。

(せっかく、ふたりきりになれると思ったんだけど)

小さくため息をつくと、気持ちを切り替える。

サトコ

「昨日の下着泥棒、まだ捕まっていないだよね‥」

鳴子だって、公安を目指す訓練生だ。

今日一日、ふとした瞬間に悔しそうにしている姿を何度も見かけた。

(何も出来ないほど、悔しいことってないよね‥)

(捕まらないことをいいことに、犯人はまた現れるかもしれない)

私は起き上がると、軽く身支度をして廊下に出た。

【廊下】

私は廊下に出ると、物陰に隠れて鳴子の部屋の前を張り込む。

チラリと腕時計を確認すると、22時を過ぎていた。

(昨日の犯行は、ちょうどこの時間だったよね‥)

息を潜めて、犯人を待つ。

それから、張り込みを続けていると‥

「‥‥‥」

男の人が、キョロキョロと辺りの様子を窺いながら、鳴子の部屋に向かっていた。

(あの人‥昨日の下着泥棒に似てるような‥)

(‥あっ!間違いない、あの人だ!)

ふと男の横顔が見えて、下着泥棒と一致する。

男が周囲に誰もいないことを確認し、鳴子の部屋のドアノブに手を掛けた‥その時。

サトコ

「待ちなさい!」

「っ!?」

私はタイミングを見計らって、男の前に飛び出した。

「お前は‥!」

男は私を警戒し、一歩後ずさる。

サトコ

「昨日の下着泥棒ですよね?観念して‥‥」

「くそっ!」

男は私の隙をつき、突進してくる。

私は僅かに身を引いて躱すと、男の腕を取る。

(このまま、男の勢いを利用して‥‥)

サトコ

「っ!?」

男は力技で、私の手を振りほどこうとしてきた。

その力が予想以上で、私はバランスを崩してしまう。

(しまった‥!)

男はその隙を見逃さず、大きく腕を振る。

サトコ

「っ‥‥‥」

私は衝撃に備えて身構えると、ギュッと目を瞑った。

「ぐわっ!」

???

「‥大丈夫か?」

(この声は‥)

恐る恐る目を開けると、後藤さんが男を取り押さえている姿が目に入った。

サトコ

「は、はい!私なら、大丈夫です」

後藤

そうか‥

後藤さんはほっと息をつくと、男に厳しい視線を向ける。

後藤

現行犯逮捕だ

「くそ‥っ!まさか、こんなところで捕まるなんて‥」

男は悔しそうに歯ぎしりをすると、うなだれる。

こうして犯人は無事に捕まり、警察に引き渡した。

【浜辺】

簡単な事情聴取を終えると、後藤さんに誘われて夜の海へとやってきた。

サトコ

「‥‥‥」

後藤

‥‥‥

私たちの間に、沈黙が訪れる。

(後藤さん‥)

少しだけ離れて歩く後藤さんの背中は、少しだけ怒っているように見えた。

後藤

‥サトコ

後藤さんが足を止めると、私もそれに倣って足を止める。

そして後藤さんは振り返ると、私に厳しい視線を向けた。

後藤

何故、俺にひと言相談しなかった?自分一人で、解決できると思ったのか?

サトコ

「それは‥」

犯人を捕まえたい‥その強い想いが私を動かしていた。

後藤

‥前にも、似たようなことがあったのを覚えているか?

アンタが訓練生になる前‥電車での出来事だ

サトコ

「あっ‥」

後藤さんの言葉に、ハッと気づく。

【電車】

スリの現場を目撃した私は、犯人である男と対峙していた。

ジャンパーの男

「どけぇ!」

サトコ

「!」

電車のブレーキと共に、男がこちらに突っ込んでくる。

咄嗟に持っていた鞄を抱えた時、私の目の前に大きな背中が飛び込んできた。

【浜辺】

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(あの時は後藤さんが助けてくれたけど‥)

(そのせいで、後藤さんたちが追っていた事件の犯人に逃げられちゃったんだ)

サトコ

「‥すみません」

(少しは成長してるって思ってたのに‥あの時から、何も変わってないじゃない)

悔しさが込み上げて来て、ぐっと奥歯を噛み締める。

後藤

アンタは熱くなると、周りが見えなくなる癖がある

そのせいで、身に危険が及んだりすることだってあるんだ。‥あの時や、今回のようにな

正義感や友情はいい。だが、後先を考えて行動するように心がけろ

サトコ

「はい‥」

後藤さんの言葉に俯き、ギュッと手を握りしめる。

(後藤さんや石神教官に褒められて、前に進んだ気になって‥)

(それで、自分の身を危険にさらしている)

(公安を目指すどころか、警察官としてまだまだ‥)

後藤

‥サトコ

反省点を上げていると、優しい声音が降ってくる。

顔を上げると、後藤さんがポンッと私の頭に手を乗せた。

後藤

急ぐ必要はない。サトコはサトコなりのペースで前に進んでいけばいいんだ

サトコ

「後藤さん‥」

後藤

それに‥

後藤さんは少しだけ気まずそうに、僅かに視線を逸らす。

後藤

アンタは大事な彼女だから‥

どうしても心配になる

何かあったら一人で行動しないで、もっと頼ってこい

その頬は、ほんのりと赤く染まっていて‥

サトコ

「‥ありがとうございます」

きっと、私も彼と同じように赤くなっているのだろう。

後藤

焦らなくても、努力の結果は見えている。今回の研修を通して、余計にそう思った

サトコ

「本当ですか?」

後藤

ああ

後藤さんは柔らかい笑みを浮かべると、私の頭を優しい手つきで撫でてくれる。

後藤

一番近くでアンタを見ている俺が言うんだから、間違いない

だから‥その努力を無駄にするような行動はするなよ

後藤さんの手から伝わる温もりが、私の強張った心を解きほぐしていく。

恋人としてだけじゃない。

一人の生徒として、私のことを見守ってくれている後藤さん。

(やっぱり後藤さんは‥私の憧れの刑事だ)

この人の背中を追いたい‥そしていつか、後藤さんの隣に並びたい。

改めて、そう強く決意した。

【ホテル】

研修旅行、最終日。

無事に研修を終え、帰り支度をしていた。

(覚悟はしていたけど‥結局、後藤さんとふたりきりで過ごせなかったな)

そんなことを考えながらも、思い出すのは昨日の浜辺での出来事。

(少しだけど、後藤さんと散歩もできたし‥)

我ながら単純だと思いつつも、頬が緩むのを止められない。

サトコ

「えっと、後は‥ん?」

部屋をノックする音が聞こえ、立ち上がる。

ドアを開けると、そこには後藤さんの姿があった。

サトコ

「どうかしたんですか?」

後藤

‥‥‥

後藤さんは廊下に誰もいないことを確認すると、口を開く。

後藤

これから‥海に行かないか?

サトコ

「え‥?でも‥」

後藤

他の教官たちは、適当に誤魔化す

もちろん、お前に予定がなければだが‥

サトコ

「ないです、ありません!だから、その‥行きたいです!」

後藤

そうか‥

食い気味に話す私に笑みを浮かべると、後藤さんは待ち合わせ場所を伝えてくる。

後藤

じゃあ、また後でな

サトコ

「はい!」

ドアが閉まると、ほうっと息をつく。

(後藤さんと一緒に、過ごせるんだ‥)

半ば諦めかけていただけに、嬉しさが押し寄せる。

サトコ

「よーし!そうと決まったら、早く片付けなきゃだよね!」

私はワクワクした気持ちをそのままに、荷物整理を始めた。

【海】

私と後藤さんは待ち合わせをすると、海へやってくる。

サトコ

「綺麗な海ですね」

後藤

そうだな

私たちは手を繋ぎながら、海辺を歩く。

土地柄のせいか人が少なく、心地よいさざ波の音が耳をついた。

後藤

せっかくだから、海に入るか?

サトコ

「ふふっ、それもいいですね。それじゃあ、着替えて‥」

(‥あっ!)

私はあることを思い出し、その場に立ち止まる。

(そ、そういえば、私‥競泳用の水着しか持っていなかった!)

辺りを見回すも、水着が売っていそうなところはどこにもない。

(せっかく後藤さんと二人きりなのに、競泳用の水着なんて‥)

思考を巡らせていると、ふと東雲教官たちの言葉が過った。

東雲

サトコちゃんは、ムキムキだからね

加賀

フッ‥そもそも、こんな色気とは無縁なクズに興奮するやつなんかいねぇだろ

サトコ

「ムキムキ‥」

後藤

は?ムキムキ‥?

サトコ

「い、いえ!それは、その‥」

(訓練のたまもので自慢の筋肉なんだけど‥こういう時ばかりは、ムキムキな自分が恨めしい‥!)

後藤

どうした?やっぱりやめておくか?

サトコ

「いや!違うんです!」

「ただ、その‥」

私は腹を括り、小声で口にする。

サトコ

「か、可愛い水着ないし、筋肉はムキムキだし‥後藤さんががっかりするんじゃないかって‥」

「あっ、もちろん後藤さんが見かけで判断するような人じゃないって知ってます」

「だ、だけど‥」

自分でも顔が真っ赤になっていると分かるくらい、頬が熱くなっていた。

後藤

少し落ち着け。俺はもう‥アンタの全部を見てるだろう?

サトコ

「あっ‥」

後藤さんは微笑むと、私を腕の中に閉じ込める。

サトコ

「ご、後藤さん‥?」

おずおずと顔を上げると、後藤さんは私の頬を優しく撫でた。

後藤

そんな可愛い反応をされると、困る‥

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サトコ

「可愛い、ですか?」

後藤

ああ

私を抱きしめる腕に、力が込められる。

後藤

アンタは、誰よりも可愛いよ

サトコ

「っ‥!」

<選択してください>

A: ありがとうございます

サトコ

「ありがとうございます‥」

私はそう言って、後藤さんの背中に腕を回した。

サトコ

「‥前に、東雲教官に言われたんです。彼女がムキムキとかありえないって」

「だから、私‥」

後藤

‥アンタが不安に思うなら、何度だって言う

サトコは、可愛い

笑った顔も、嬉しそうな顔も、時には怒ったり泣きそうな時だって‥可愛い

それに、さっきの焦った姿なんて‥特に可愛かった

こうやって‥抱きしめたくなるほどに、な

サトコ

「後藤さん‥」

B: ムキムキでもですか?

サトコ

「ムキムキでもですか?」

後藤

そこ、やけにこだわるな

サトコ

「だ、だって‥加賀教官が、ムキムキな女は抱く気にもならないって」

後藤

あのな‥アンタの彼氏は加賀さんじゃなくて、俺だ

サトコ

「っ‥」

後藤さんは、私の頬に優しいキスを落とす。

後藤

どんな体型だろうが‥アンタじゃないと、意味がないんだ

サトコ

「後藤さん‥」

後藤さんの言葉が熱となって、私の胸が広がっていく。

サトコ

「ありがとうございます‥」

私は満面の笑みで、後藤さんに返した。

C: 後藤さんだって、可愛いです

サトコ

「後藤さんだって、可愛いです」

嬉しい気持ちと恥ずかしい気持ちが一気に押し寄せ、食づいたらそう口にしていた。

後藤

は?俺が、可愛い‥?

サトコ

「はい!たまに頬を染めたりとか、照れ臭そうに視線を逸らしたりとか‥」

「一つ一つのしぐさが、とても可愛いなって‥」

後藤

‥‥‥

私の言葉に、後藤さんは耳を赤くする。

後藤

あのな‥俺は男だぞ?

(耳まで赤くなってる‥こういうところが、可愛いって思うんだけど‥)

素直な反応を見せる後藤さんに、頬が緩むのを感じる。

言葉にするとますます後藤さんが照れそうで、私はそっと口をつぐんだ。

後藤

今回はいろいろあって、あまり一緒に過ごせなかったが‥

来年の夏は、もっと一緒にいたい

サトコ

「私もです‥後藤さんともっと一緒にいたいなって、そう思っています」

「また海にも来たいですし、お祭りや花火大会に行くのもいいですよね」

「研修がなかったら、どこかに旅行に行くのもいいですし‥」

後藤

フッ‥行きたいところだらけだな

サトコ

「ふふっ、まだまだありますよ?」

後藤

そうか‥

後藤さんは柔らかく微笑むと、額をコツンと合わせてくる。

後藤

アンタとだったら、どこに行っても楽しいんだろうな

夏だけじゃない、秋も冬も春も‥これから先、ずっと一緒にいような

サトコ

「はい‥」

私たちは視線を絡めると、どちらともなく顔が近づいていく‥

そして唇が重なると、幸せな気持ちが溢れ出しそうになった。

【教官室】

数日後。

私は研修旅行のレポートを提出するため、教官室にやってきた。

難波

へぇ、そんなにすごかったのか?

石神

はい。あれだけ男がいる中で、最後まで残っていましたから

サトコ

「お疲れさまです‥なんの話をしているんですか?」

東雲

サトコちゃんの腕立て伏せだよ

サトコ

「‥!?」

難波

俺も氷川の腕立て伏せ、見たかったな

東雲

サトコちゃん、研修旅行に行ってさらに筋肉がついたんじゃない?

加賀

余計に色気とは程遠くなったな

颯馬

フフ、サトコさんはどんどん逞しくなっていきますね

サトコ

「そんな~颯馬教官まで‥!」

(や、やっぱり、私には味方なんていないんだ‥)

後藤

‥立派でいいじゃないか

後藤さんの呟きに、全員の動きが止まる。

東雲

‥へぇ

後藤

なんだ‥?

教官たちからの視線を受け、後藤さんは不思議そうに首を傾げた。

東雲

後藤さんって、そういう趣味だったんですね‥

颯馬

さしずめ、筋肉フェチ‥と言ったところでしょうか

石神

‥変わった趣味をしているな

加賀

チッ‥くだらねぇ

難波

ははっ、まあいいじゃねぇか。後藤が筋肉質な女が好きだって

後藤

確かに立派だとは言いましたが、別にそう言う意味では‥

難波

じゃあ、違うのか?

後藤

そ、それは‥

後藤さんは、私にだけ分かるように視線を向けてくる。

颯馬

その反応は‥あながち、間違ってはいないようですね

東雲

ふーん‥

楽しそうに笑みを浮かべる颯馬教官と東雲教官に、後藤さんがたじろぐ。

後藤

だから、俺は‥!

それから後藤さんは颯馬教官たちを前に、必死に弁明するのだった。

Happy  End

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