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元カレ カレ目線 東雲 2話

電車から降りたオレは、商店街をひたすら走った。

(バカ···)
(ほんとにバカ···)
(ほんっとーに、バカ···っ!)

別に浮気をするなんて思っていない。
けど、本人の意思とは関係なく、食われることはあり得るわけで。

(ほんと、無自覚すぎ!)

息を整える間もなく、指定された居酒屋の前に立つ。
自動ドアが開き、威勢のいい「いらっしゃいませ」が聞こえてきた。

【居酒屋】

店員が案内してくれたのは、大人数が入れる掘りごたつの席だった。
見覚えのあるイケメン風の男が、オレに気付いて笑顔を向けてくる。

???
「東雲さん、ですか?」

東雲
ええ

ハジメ
「先ほどお電話した狭霧です」

東雲
東雲です。氷川がご迷惑をおかけしたようで

ハジメ
「いえ、こちらこそ」
「こんなに酔わせるつもりじゃなかったんですが、電気ブランを2本飲んだら、さすがに···」

(「電気ブラン」なら、オレも飲んだことがある)

アルコール度数30度を超える、相当キテるカクテルだ。

(まさか、わざと彼女に飲ませた···?)

いや、それならオレを呼び出したりはしないだろう。
ということは、自分から飲んだわけで···

(このバカ···!)

その当人は、テーブルに突っ伏してムニャムニャと口を動かしている。
何を言ってるのかと耳をそばだててみると······

サトコ
「ハイ···幻の······です······むにゃ···」

(ちょ···っ)

焦るオレとは対照的に、ハジメテくんは軽い笑い声を上げていた。

ハジメ
「さっきから、ずーっとこの調子なんですよ」
「幻、幻ってニヤついて、どんな夢を見てるんですかね」

東雲
さ、さぁ···

だいたいの想像はつく。
けど、言わない。というか言えない。

(ほんと、ニヤけすぎだし···)

ハジメ
「ああ。良かったら一緒に飲みませんか?」
「せっかく来ていただいたわけですし」

東雲
いえ、オレは···

ハジメ
「そう言わずに。彼女、まだ目を覚まさないみたいだし」

ハジメテくんはふっと笑うと、人差し指で彼女の前髪を巻き取った。
まるで、そうすることが当たり前のような、ごく自然な手つきだ。

(なに、それ)
(なに、その慣れた感じ···)

だから、というわけじゃないですけど、オレは彼女の隣に腰を下ろした。
もちろん、今すぐたたき起こすという選択肢もあったけど···

(訓練生名簿の交友関係欄に、何か追加記載できるかもしれないし···)

ひとまず、店員に生ビールをジョッキで頼む。
すぐに運ばれて来たビールは、冷えて喉ごしがすごくよくて···
どれだけ喉が渇いていたのか、つくづく痛感させられた。

ハジメ
「ああ、良かったら枝豆もどうぞ」

東雲
ありがとうございます

ハジメ
「東雲さんは、サトコの先輩でしたっけ?」

東雲
先輩というか、上司ですね
オレが警察学校の教官で、彼女は教え子です

ハジメ
「へぇ、『教官』···」

(ん?「教官」に反応してる···?)

そう言えば、彼女はオレと付き合っていることを話したのだろうか。
それで、オレが呼び出された、とか?

(少し探ってみるか?)

それとも、もう少し様子をみてみるか···

ハジメ
「東雲さんって、もしかして7月生まれだったりしますか?」

(ん?なんだ、その質問···)

東雲
はい、まぁ···

ハジメ
「ああ、やっぱり7月17日生まれですか」

東雲
そうですけど···どうしてそれが?

ハジメ
「いえ、なんとなく」

いや、「なんとなく」じゃないだろ!
絶対なにか意図があっての質問だろ!
内心ツッコミを入れていると、隣から「ん···」と声が聞こえてきた。

サトコ
「教官···」

東雲
なに?

いちおう答えると、彼女はもう一度「ん···」と声を漏らして···
次の瞬間、バネ仕掛けの人形のようにビョンッ!と勢いよく跳ね起きた。

サトコ
「な、なんで教官がここに···」

ハジメ
「ああ、そのことなんだけどさ」
「彼氏が誰か分かんなかったから、お前が一番電話しているヤツに連絡してみたんだ」

(なるほど、そういうこと···)

どうやら、オレは「恋人」として呼ばれたわけではないらしい。

(つまり「教官」として振る舞えってわけね)
(じゃあ、とりあえず···)

東雲
ダメだよ、氷川さん。飲み過ぎは
警察官たるもの、ほどほどにしないとね

サトコ
「は、はぁ···」

やるべきことさえ決まってしまえば、気も楽になるというものだ。
オレは、目の前の「教官ミッション」を、ただにこやかにこなし続けた。
訓練生としての彼女について面白おかしく披露し、
その一方で、彼女のプライベートについては一切語らない。

(ま、いいよね。オレはあくまで「教官」なわけだし)

自分で言うのもなんだけど、かなりうまくやったと思う。
自己採点をするなら89点は固いだろう。

さて、1時間後···

ハジメ
「ああ···笑った!」
「お前、本当に昔も今も変わってないんだな」

ハジメテくんは、さんざん笑った後で「ちょっとトイレ」と席を立った。
とたんに、彼女との間に妙な沈黙が落ちた。
たぶん、オレが愛想笑いをやめたせいだろう。

東雲
聞いたよ
なに?電気ブラン2本って
オレが彼の立場だったら、誰にも連絡しないで自分の家に連れ込むよ?

サトコ
「す、すみません···」

口では謝ってる割に、彼女の唇は軽く尖っている。
これは、納得していない時の顔だ。

東雲
···なるほど
信頼してるってわけ

サトコ
「えっ」

東雲
キミってアレだね
油断して食べられるタイプだ

サトコ
「そ、そんなことは···」

反論しようとしたので、軽く「口封じ」をしてやった。
こういうときは、実際にやってみせた方が早い。

サトコ
「···っ」

(ほら、簡単にできた)

赤くなった彼女を見て、ようやく少しだけ溜飲が下がった。
自分が無防備すぎるってこと、彼女はもっと自覚するべきだ。
そうこうしているうちに、ハジメテくんが戻ってきた。
なんと、いつの間にか会計を済ませてきたらしい。

(うわ、スペック高···)

これはモテる。絶対にモテる。

(合コンで一人勝ちするタイプじゃん)

けれども、彼女はいまいちそのことに気付いていない。
急いで財布を握りしめて、「待って」と慌てて後を追いかけていった。

(ったく···)
(そこは、ニッコリ笑って「ごちそうさま」って言わないと···)

あの子は、男のメンツってものを分かっていない。

(ま、でも···)

そういうところ、オレは嫌いじゃないんだけど。

【店外】

案の定、店を出ると2人は「払う」「払わない」で押し問答になっていた。

サトコ
「いいよ、もう昔とは違うんだし」
「ちゃんと割り勘にしよう?」

ハジメ
「いいって」

サトコ
「でも···」

ハジメ
「しつこいぞ、サトコ」

(本当にね。さすがスッポン···)

ハジメ
「おらっ」

いきなり、ハジメテくんが彼女の左脇腹をつまみあげた。
これには、さすがのオレもギョッとした。

ハジメ
「ハハッ···まだ弱いんだな、左の脇腹」
「彼氏は知ってんの?そのこと」

(知らねーよ、初耳だよ!)

ついガラが悪くなってしまって、自分でも驚いた。
こういう一面があったんだ、オレのなかに。

(これは、アレだ···普段、兵吾さんといるせいだ)

いや、今はそんなのどうだっていい。
ひとまず、オレは彼女の隣に並んだ。
かろうじて、にこやかでいられたのは、まだミッション中だったからだ。

東雲
すみません。オレまでご馳走になってしまって

ハジメ
「いえ···こちらこそ、すみません」
「こいつのためにわざわざ来ていただいて」

(いや、キミに「こいつのため」とか言われたくないんだけど)

再び心の中で突っ込んでいたら···
今度は深々と頭を下げられた。
ふざけた様子なんてかけらもなく、それはそれは丁寧に。

ハジメ
「こいつのこと···どうぞよろしくお願いします」
「バカでおっちょこちょいなヤツだけど···」
「人の役に立ちたいって気持ちは人一倍強いんです」

(ああ···)

ハジメ
「それに、正義感だって···」

東雲
···知ってます

つい、遮ってしまったのは不快だったからじゃない。
オレなりに、彼の言うことに同意していたからだ。
それと、なんだろう···
担当教官としての矜持、みたいなもの?

東雲
彼女は、刑事に必要なものを誰よりも持っています
だから、きっといい刑事になります

言い終えてから、少し肩入れしすぎたかもしれないと気が付いた。
ただの教官が普通ここまで言うか···なんて。
けれども、彼は頬をほころばせた。
それはそれは嬉しそうに。

ハジメ
「···良かった。それを聞いて安心しました」
「じゃあ、サトコ‥元気でな」

サトコ
「うん、ハジメも···」

本当に、スペックの高い男だ。
うちの彼女が、なぜ彼と付き合えたのかつくづく謎すぎる。

(でもまぁ、高校時代のことなわけだし)
(さすがに今じゃ、そういう気には···)

チュッ!

(ちょ···!!!)

ハジメ
「ハハッ···相変わらず隙だらけだな。お前」
「これからはもっと気を付けろよ」

待て、こら!
ちょっと待て!
オレの中の「兵吾さんモード」が、危うく表に出そうになる。
それを寸前で押しとどめたのは、ヤツが再び笑顔を向けてきたからだ。

ハジメ
「それじゃあ、俺はこれで」

東雲
···気を付けて

ハジメ
「ええ」
「じゃあな、サトコ」

笑顔で去っていくハジメテくんと、呆気にとられているうちの彼女。
そしてオレは······

(「教官ミッション」終了···と)

そんなわけで、まずは真っ先に彼女にお説教。
それから、浮かれたキス待ち顔にデコピンをくらわせて···
ついでに、うちに連れて帰ることにした。
泊めてなんかやらないけど。
洗面所を貸すだけだけど。

【東雲 マンション】

ところが、洗面所に行ったきり、彼女が戻って来なくなった。

(何やってんの、あの子)
(顔を洗いに行っただけのくせに···)

気になって、ドアの隙間から中を覗いてみる。
すると、スマホをいじっている彼女が、鏡越しに見えて···

(···キモ。ニヤけすぎ)
(ていうか、何を見てあんな顔···)

ピピッ···

(これって、メッセージアプリの着信音···?)

サトコ
「!」

···今度は驚いてる。
しかも、微妙に顔が赤くなってんだけど。
さすがにこれは捨て置けないと、オレは背後から近づいてみた。
案の定、彼女はまだメッセージアプリを開いていて···

東雲
へぇ···『確かに惚れた方が負けかもな』···ね

彼女は、ギョッとした様子でこちらを振り返った。

サトコ
「み、見ないでくださいよ!」

東雲
いいじゃん
見えたんだし

ま、正しくは「見た」んだけど。
メッセージの送り主は、案の定ハジメテくんだった。
予想以上に高スペックだった彼女の元カレは、メッセージの文面までなかなかレベルが高い。

(これ···1年前なら復縁してたパターンじゃないの?)

向こうは満更でもなさそうだったし。
うちの彼女がフリーならあっさり落ちそう···
とまで考えて、軽くヘコんだ。
ほんと、バカ。
自分を追い詰めても、何も楽しくなんかない。
取り繕うように、オレは薄く笑って見せた。

東雲
なんかさー
意外とまともだったね。キミの元カレ

サトコ
「まとも?」

東雲
だって物好きなはずじゃん
キミと付き合ってたなんて

サトコ
「それを言うなら教官も···」

東雲
オレだけでいいのに

あ、やば···
本音が出そう···

東雲
オレだけでいいのにね。そんなヤツ

すると、彼女はぱあっと笑顔になった。

サトコ
「ヤキモチですか!?」
「ようやくヤキモチを妬いてくれましたか?ハジメに」

···ほんと、おめでたすぎ。
なんで、皮肉やからかいをスルーしてさ、
オレの本音だけを拾い上げるかな。
しかも、オレ相手にキモい妄想をあれこれ披露し始めて···
黙らせようと左の脇腹をつまんだら、見事に身もだえして···

東雲
···へぇ
ほんとに弱いんだ、ここ···

サトコ
「!」

東雲
ああ、でも、もうちょっと外側の方かな

サトコ
「ちょ···なにを···」

東雲
違った、むしろ逆か

サトコ
「···っ!」

(ビンゴ、ね)

ああ、なんかまたムカついてきた。
むしろ、もう二度と触りたくないレベル。
けれど、頬を染める彼女をもう少し見ていたい気持ちもあるわけで。

東雲
で、どうされたい?
つまむの?撫でるの?
どっちが気持ちいいの?

サトコ
「そ、そんなの···」

東雲
ああ、カレに訊けばいいのか
キミの「ハジメテ」くんに···

これは、完全な当てこすり。
なのに、彼女の目は水分を含んで甘く潤んでいる。
ゆるく開いた唇とか、それはそれはもう···

東雲
···なにその涙目
「カレ」にも見せてたの?そんな顔···

ほんと、ありえない。
ほんと、ムカつく。
それでもしつこく触っていると、さすがに力のない目で睨まれてしまった。

サトコ
「し、知りません···」
「ていうか覚えてないです···10代のころの···話ですし···」

(10代···)
(ああ、そうだった···)

東雲
···そうだね
今はオレのだ

それなのに、何をイライラしているんだか。
過去は過去、今は今。
元カレは元カレ、オレはオレ。
割り切っていたはずのことが、いざとなるとうまくいかない。

(自分だって、さんざん彼女を傷つけてきたくせに···)
(ほんと、ちっちゃ···)

なのに、彼女はオレの頬に手を伸ばすんだ。
ちょっと不満そうに、唇を尖らせながら···

サトコ
「でも、教官が一番よく知ってると思いますよ。「今」の私を···」
「ハジメが知っているのは、17歳までの私ですし」

···まぁ、そうだね。

サトコ
「「今」と「これから」の私は···」
「教官に、一番知っててほしいです」

東雲
······

···すごい口説き文句がきた。
いや、口説いてるつもりはないかもしれないけど。

(ちょっと、これは···)

東雲
···そうだね

ああ、そうだ。
いつだってキミの目は、オレに向けられている。

(今のキミは、オレのものだ···)

頷くかわりに、おでこを軽くぶつけた。
それから、唇にキスを落とした。
少し深めに···
ゆっくり、時間をかけるようにして···

サトコ
「ん···」

最初は閉じていた彼女の唇が、徐々に解けて薄っすらと開いていく。
その瞬間が、ひそかに好きだ。
自分の存在が、ゆっくりと受け入れられていくみたいで。

東雲
また涙目···

サトコ
「教官のせいです···」

東雲
じゃあ、責任を取って···
もっと「イイトコ」探さないとね

(それと問い詰めないと···)
(以前、聞き出した「大学時代の元カレ」のことも)

そういうことを「身体に訊く」のは卑怯なやり口かもしれない。
けど、触れていくうちに、ふにゃりとなるキミを見るのは嫌いじゃないんだ。

(ちゃんと、求められてる気がする···)

焦がれているのが、自分だけじゃないって分かるから。

サトコ
「ひゃ···っ」
「ダメ···そこはほんとにダメです。教官···っ」

シャツを掴んでいたキミの指先が、次第に力をなくしていく。
それでも床に落ちた指を絡めると、ゆるく握り返してくれて···

サトコ
「ふ···っ」

ひくんっと、動くお腹。
腹筋しても、いまいち筋肉がつかないと嘆いていた柔らかな部分。

(今はまだ直接触れないけど···)

そっと鼻先をつけて、シャツ越しに左脇腹以外の部分を探って···

(元カレのことは否定しない···けど···)
(そのうち完全に忘れさせてあげるよ)

それも、そう遠くない未来に···
キミのすべてを貰い受けるときに···

【学校 カフェテラス】

さて、数日後。
カフェイン摂取のため、カフェモカを購入しに来た時のこと。

東雲
ん?

(あの、窓際の席にいるの···)

うちの彼女だ。
しかも、陽射しの暖かさに負けたのか、見事に爆睡している。

(だから、無防備すぎるって···)

とはいえ、周囲で彼女を気にする人はほとんどいない。
そりゃ、そうだ。
あんな口を半開きにした、色気の欠片もないような寝顔じゃ···

(気にするのは「物好き」だけか)
(オレとかハジメテくんとか···せいぜい千葉くらい···)

その千葉は、隣のテーブルで鳴子ちゃんや透と一緒にいる。
というか、2人の会話を一方的に聞かされている感じ?

(いったい何を話してるんだか···)

席に近づくにつれて、透たちの声がはっきりと聞こえてきた。

黒澤
···まぁ、そんなわけで···
同窓会とかは昔の恋が再燃しやすいわけです

鳴子
「確かに···お互いに共通の思い出があるのは強みですよね」

黒澤
その通り!同窓会での恋の再燃率は88%···
これ、「KL情報バンク」調べで明らかになっています

鳴子
「高っ···88%って‥」
「っていうか、なんですか?その「KL情報バンク」って」

そうだ、オレもひそかに気になっていたのだ。
「KL情報バンク」なんて調査機関、聞いたことがなかったから。

黒澤
ふふふ、よくぞ聞いてくれました
「KL情報バンク」とは恋愛調査における最高峰の調査機関です
出会い・別れ・純愛・不倫···
恋愛におけるありとあらゆるデータをとりまとめています

鳴子
「へぇ···そんなのがあるんですね。広告代理店系の調査機関ですか?」

黒澤
いえ、強いて言うなら「合コン系」···
いや、ここは「クロサワ系」としておきますか

(···ん?)

黒澤
「KL情報バンク」の「K」は「クロサワ」···
「L」は「Love」···

(ん、ん···?)

黒澤
つまり、「KL情報バンク」とは「クロサワ愛の情報バンク」···

東雲
···ちょっと顔貸して、透

オレは、透の言葉を遮ると、その首にグイッと右腕を回した。

黒澤
あれ、どうしたんですか、歩さん
いきなりオレに抱きついたりし···

黒澤
ぐえっ
ちょ···なんでいきなり絞め技···っ

東雲
うるさい

(何が「クロサワ愛の情報バンク」だ···!)
(しかも「再会した元カレとの復縁率78%」とか···っ)

ほんと、あり得ない!
このオレが、透の戯言に惑わされていたなんて!

(そうだ、元はと言えば、コイツのせいだ!)
(じゃなければ、ハジメテくんに嫉妬なんて···)

鳴子
「ねぇ、東雲教官、顔赤くない?」

千葉
「確かに···」

そんな教え子の2人の隣で、うちの彼女がまた幸せそうに口を動かす。

サトコ
「むにゃ···ブラックタイガー······」

オレの「ハジメテ」で「最後」の彼女は、今日も平和そうだった。

Happy  End

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