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サバゲー グーチーム

石神

氷川サトコ

サトコ

「はい!」

石神

お前は、グーチームだ

(グーチーム‥ってことは、カレと一緒だ!)

(よかった‥!もしかしたら、ペアになれるかもしれない!)

内心喜んでいると、後ろからドン!と突き飛ばされた。

加賀

チッ‥邪魔だ、どけ

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サトコ

「かかか、加賀教官‥!」

加賀

テメェみてぇなグズが、いざって時に足を引っ張る

ただでさえクズなのに、さらに使えねぇグズになるつもりか

サトコ

「め、滅相もございません!」

(恐ろしい‥!同じチームなのに、ラスボスのような威圧感‥!)

後藤

これから、ペア決めのクジ引きを行う

誰とペアになるかは運だ。訓練生同士の可能性も、俺たちとペアになる場合もある

誰となったとしても、お互いに協力し合って訓練をクリアしろ

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訓練生たち

「はい!」

(そうだよね。誰とペアになったとしても、とにかく足を引っ張らないように頑張らなきゃ)

気合を入れていると、後ろから肩を叩かれた。

鳴子

「サトコ!同じチームになれたね」

サトコ

「鳴子‥!よかった、心細かったよ」

鳴子

「千葉くんは、パーチームに行っちゃったみたい‥」

サトコ

「あ‥そうなんだ。一緒じゃなくて残念だね」

「でも、もしかして私と鳴子がペアになれる可能性もあるんだよね?」

鳴子

「そうだよ!もしそうなったら、ハニートラップでクリアしようね!」

サトコ

「ごめん‥それはお役に立てないかも‥」

鳴子

「でも、加賀教官も後藤教官も鬼だし‥できれば、訓練生とペアの方がいいよね」

サトコ

「うーん‥って、あれ?こっちの教官って、2人だっけ?」

「確か、3人ずつだったよおうな‥でも、もう1人って」

鳴子

「難波室長じゃない?人数足りなくて入るって言ってなかった?」

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サトコ

「あっ、そうだった!」

でも、どうやら室長はまだ来ていないらしい。

後藤

加賀さん‥

加賀

チッ‥またか

加賀教官と後藤教官が、小さくため息をつく。

(そういえば、教官室で会議があっても、室長はいつも時間を気にせずのんびり来るよね‥)

(まさか、訓練でも同じスタンスだとは‥)

加賀

どうせ、しばらくは来ねぇだろ

待ってても埒が明かねぇ。後藤、始めるぞ

後藤

分かりました

後藤教官が、訓練生にクジを引かせる。

私が引いた紙には、“0” の番号が書いてあった。

(0番か‥誰とペアなんだろう?)

鳴子

「サトコ、何番だった?」

サトコ

「0番だったよ。鳴子は?」

鳴子

「残念‥私は8番。違う番号だね」

「とりあえず、お互いペアの人を見つけないと」

サトコ

「うん、そうだね」

鳴子と別れて、同じ番号の人を探す。

でも、訓練生全員に聞いてみたものの、誰もいない。

(ってことはもしかして、教官たちの中にいる‥?)

聞きに行こうと思った時、訓練開始の合図が鳴り響いた。

加賀

テメェら‥脱落したらどうなるかわかってんだろうな?

間違っても、向こうのサイボーグ眼鏡には殺られんじゃねぇぞ

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訓練生たち

「は、はい!」

合図と同時に全員が敵と化し、何人かがまだペアを見つけていない私を銃で狙う!

颯馬

フフ‥サトコさん、逃がしませんよ

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サトコ

「そ、颯馬教官‥!」

(一人だと、圧倒的に不利だ‥!とにかく、ペアの人を探さなきゃ!)

???

「こっちだ」

突然、後ろから手を引かれて声をかけられた。

振り返った先に、いた人は‥

<選択してください>

A:後藤

B:加賀

C:難波

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