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オレの帰る家(ばしょ) 東雲カレ目線



【離れ】

今、オレは理性を総動員させている。
背中にはあたたかな感触。
あとは、まぁ、いろいろ···なんていうか、いろいろ···

(ていうか何、この状況···)
(なんでこんなことに···)

昨日だってろくに眠れていないのに。
なんでオレ、彼女に抱き枕にされているわけ?


【個別教官室】

事の起こりは数日前。

東雲
···保育園の手伝い?オレが?

東雲母
『ええ、峰子さんを覚えていますね』

東雲
それは、まぁ···山梨の園長先生だよね

東雲母
『そうです。あなたがかつてお世話になった園長先生です』
『峰子さんの話によると、今週末はお泊まり会だというのに』
『先生方が2人も体調を崩されて困っているのだとか』
『そこで、あなたに手伝いに行ってほしいのです』

母さんの説明によると、お泊まり会自体は1泊2日。
ただし、2日目の終わり時間が遅いので、実際は2泊することになるらしい。

(まぁ、いいか···3連休だし)
(園長先生にも、しばらく会ってなかったし···)

東雲
わかった。引き受けるよ

東雲母
『では、峰子さんはそのように返事をしておきます』
『それから、もし都合がつくようなら···』
『長野さんも一緒に連れて行くように』

東雲
···長野?

東雲母
『あなたが夢中になっている長野さんです』

東雲
···っ!

(そうだ、「長野」ってあの子の偽名···!)

東雲母
『峰子さんの話だと『2人いると助かる』ということでしたが···』
『彼女なら気が利くし、よく働きそうなので問題ないでしょう』
『宿泊部屋もちょうど2部屋あるようですし』

東雲
いや、でも···

東雲母
『もちろん、他に適任者がいるならその人物でも構いませんが···』
『その場合、なぜ長野さんではダメなのか、説明してもらいますので、そのつもりで』

(···なるほどね)

うっすらだけど、母さんの意図が見えてきた。
氷川さんを紹介してから数ヶ月。
改めて彼女を紹介する機会を、オレはのらりくらりとかわしてきた。
だって、彼女が「長野かっぱ」ではないことを説明しないといけないし。
かといって「公安刑事」であることは明かせないわけだし。
ところが、そうして引き延ばしたせいで母さんは疑い始めたのだろう。
オレと彼女の関係性について。

(となると、ここは彼女を連れて行くのがベストってわけ···)

本音は、透あたりを連れて行った方が、よほど気がラクだ。
三大欲求の一番厄介なヤツと争わなくて済むわけだし。
けど、そんなことをしたら、またオレの花嫁探しが復活しかねない。

(まあ、いいか)
(部屋が別々なら『泊り解禁』にはならないだろうし···)


そんなわけで週末···
オレと彼女は、ド田舎の保育園で手伝いをすることになった。
とはいっても、子供たちの遊び相手がメインだから気楽なものだ。

(この調子なら余裕だな。思っていたより人数も多くないし)
(騒がしいガキは、彼女が引き受けてくれてるし)

だからこそ、このときのオレはすっかり忘れていたのだ。
彼女と一緒にいると、驚くほどトラブルに見舞われるという事に。

【離れ】

そう···
その第一波は、1日目の夜にやって来た。

(ありえない···彼女と同部屋とか···)

しかも、それに対して母さんが許可を出したと聞いた。
こうなると、頑なに同部屋を断るわけにもいかない。

(というか、そうなったらまたいろいろ疑われそうだし)

東雲
構いませんよ。2人で使わせていただきます

園長
「まあ、良かったわ」
「何かあったら園に来てね。私とめぐみ先生はそっちにいるから」

園長は「それじゃあ」と言い残して、部屋を出ていく。
それでも気まずそうにしている彼女に、オレはわざと素っ気なく声を掛けた。

東雲
なにしてんの
さっさとあがれば

サトコ
「で、でも、お泊まり···」

東雲
解禁する
さすがに野宿はイヤだし

彼女がパッと顔を上げる。
その顔が、うっすらと赤らんでいて···

(なに、その顔···)

やば、と思った瞬間、オレはその場から離れていた。

【バスルーム】

東雲
ねぇ、お風呂どうする?
バスタブにお湯溜める?

(落ち着け···)
(これくらい、どうってことない···)
(ちょっと厄介な欲求と戦わなければいけなくなっただけで···)

サトコ
「沸かします!私が沸かしますんで!」

東雲
···っ!

サトコ
「教官はゆっくり休んでいてください」

(なんで追いかけて来るんだよ!)
(バカ!ほんとバカ!)

かろうじて「あっそう」と呟いて、オレは同じ空間から逃げ出した。

(やば···ほんと、落ち着かないと···)
(今日から2泊だし)
(当たり前だけど、ここに売店はないんだし)

ふらついた拍子に、目の前の家電に手をつく。
それは、今どき珍しい二層式の···

東雲
あ、洗濯機···

サトコ
「それも私がします!」
「洗い物があったら洗濯機に入れておいてください!」

(···別に「洗濯しろ」とは言ってないし)

とはいえ、今着ているシャツはかなり汗まみれなうえに埃っぽい。

(ま、洗ってくれるなら任せるか···)

洗濯機のフタを開け、シャツを放り込む。
とはいえ、さすがにズボンは乾かないだろう。
それに、下着を頼むのも抵抗が···

サトコ
「ぎゃあっ!」

東雲
···なに

サトコ
「だっ···教···裸···っ」

耳まで真っ赤になった彼女を、オレは思わず凝視してしまった。

(···え、今さら?)

更衣室とか、岩盤浴とか、温泉とか···
半裸くらいなら、これまでに何度も見られてきたはずだ。

(それなのに、何で今日に限って···)

おかげで、すっと気持ちが落ち着いた。
以前、「自分より焦っている人間を見ると、逆に冷静になる」って言っていた人がいたけど、
まさに今がその状態だ。

心に余裕が出来たオレは、彼女にデコピンをしてその場を後にした。
実に清々しい気分だった。

(ほんと、ありえない···)
(この程度のトラブルで、いちいち振り回されるとか···)

もっとも、そのあと「ベッド問題」が待っていたわけなんだけど。


彼女に電気を消すように指示して、オレはベッドに潜り込んだ。

東雲
おやすみ

サトコ
「···おやすみなさい」

そのわりに、彼女が動いた気配はない。
それどころか、なんとなく背中に視線を感じてしまう。

(なに見てんの···早く寝ろってば!)

仕方なく、嘘の寝息をたててみる。
そこで、ようやく彼女が動き出す気配がした。

(ほんと、さっさと寝てよ···)
(じゃないと、気になってこっちが眠れな···)

ガッ!

サトコ
「痛っ!」

ガシャガシャンッ!

(なに!?今の音···)

振り返ろうにも、寝たフリをしている手前、どうすることもできない。
しかも、少しすると、あんた彼女の視線を背中に感じて···

(ちょ···本当に何?)
(なんでこっちを見てんの?)

サトコ
「はぁ···」

(なに、そのため息···)
(さっさと寝ろって···!)


【庭】

翌日···
オレも彼女も、コンディションはサイアクだった。

(ほんと、バカ···)
(彼女につられて、オレまで眠れないとか···)

ちなみに、彼女が眠れなかった理由は今朝になって判明した。

(まさか、あの「メモ」が原因とか···)
(ありえない···観察力が足りなさすぎ···)

確かに、あの意味深なメモは、昨日めぐみ先生からもらったものだ。
けれども、うちの彼女の推測は、ほぼ間違いなく外れるはずだ。

(だって彼氏持ちじゃん、めぐみ先生···)

理由は、彼女の胸元に光っていたプラチナリング。
チェーンを通して下げていたそれは「自分へのご褒美」にしては高すぎる代物だ。

(しかも、大きさからして薬指サイズだし)
(公安刑事のタマゴなら、それくらい気付いても···)

めぐみ
「あの···歩先生···」

東雲
ああ···もう12時でしたね

わざと、少し大きめな声を上げる。
案の定、視界の隅にいた「かっぱ星人」がビクッと小さく肩を揺らした。

(···やっぱり、まだ気にしてるってわけ)

そのあとのことは、ほぼ予想通りだった。
うちの彼女が、オレたちのあとを尾けてきたことも。
告白してきたのが「めぐみ先生」ではなかったことも。

(ま、余裕だし。これくらい)

そして今、オレの前には気まずそうに肩を縮こまらせた彼女がいる。

サトコ
「その···すみません···」
「結局、様子を見に来ちゃって···」

東雲
本当にね

これは、付き合い始めて気付いたことだけど···
うちの彼女は、意外と自分に自信がない。
最初は、バカだけど頑張り屋で、根性があって···
たまに「斜め上」なことをやらかす面白い子、だと思っていた。
でも、実際はそれだけではない。
意外とすぐにヘコむし、自信を無くしてウジウジすることも多い。

(まぁ、それについてはオレにも非があるんだけど···)

だから、オレはちゃんと伝えなくてはならない。

東雲
キミは何?

サトコ
「えっ···」

東雲
キミは、オレの何?

サトコ
「ええと···教え子で、補佐官で···」
「大事な、人?」

ほら、まただ。

東雲
なんでそこで疑問形なの

指摘すると、ようやく彼女はハッと顔を上げた。

サトコ
「『大事な人』です!」

東雲
そうだね
だったらもう少し自信を持てば?
キミほど面白い子、そういないんだし

半分は誉め言葉、半分はからかう気持ち。
そうしたら、案の定、彼女は微妙な顔つきになって。
だったら、もう少しだけ本音を口にしてみようか。

東雲
ま、いっか
たまにはこういうのも
いつもオレばかり振り回されてるし···

(···あ、やば)
(ちょっと本音すぎたかも)

なんだか気恥ずかしくなって、オレは何食わぬ顔で身をひるがえす。
すると彼女は、慌てた様子「待ってください」と追いかけて来た。

サトコ
「今の、もう1回!」

東雲
無理

サトコ
「でも、聞こえなかったですし!」

···なんだ、聞こえなかったんだ。
じゃあ、やっぱり秘密にさせてよ。
ほんと、こんなの···オレらしくないんだから。


【離れ】

その日の夜···
夕食後に後片付けをしていると、彼女がひょっこり顔を出した。

サトコ
「お風呂の準備、終わりました」

東雲
ありがと

サトコ
「······」

東雲
···なに?

サトコ
「お手伝いしようかなぁ···なんて」

東雲
いらない。皿を洗うだけだし
先に風呂に入れば?

サトコ
「でも···」

シンクとオレを見比べる彼女の目は、明らかに期待に満ちていて···

(そんなにやりたいわけ?)
(ほんと、謎すぎ···)

東雲
···いいよ、手伝って

サトコ
「はいっ!」

東雲
声大きすぎ

注意したはずなのに、なぜか嬉しそうに笑って、彼女はオレの隣に立った。

サトコ
「洗い終わったの、拭いていきますね」

東雲
うん···

(まったく、何が嬉しいんだか)
(オレだったら、さっさと風呂に入るのに···)

サトコ
「こういうの、初めてですよね」

東雲
なにが?

サトコ
「食事のあと、一緒に洗い物をするとか···」

(···ああ)

言われてみれば、そうかもしれない。
普段の片付けは、ほぼ彼女に任せきり。
終電に間に合わないときだけ、オレが引き受けていた気がする。

サトコ
「なんか、これって···」

彼女は、くふふ、と奇妙な笑い声を漏らす。

(キモ···)
(けど、まぁ···)

悪くないかも。
この感じも。
昨日緊張していたのが嘘のように、彼女は今、オレの隣に立っている。
いつもとは少し違う「生活を共にする」ような空間。
そこに、お互い少しだけ慣れたのかもしれない。

(ま、今度からはもう少し手伝ってもいいかも)
(料理はともかく、後片付けくらいなら···)

このとき、オレは少しだけ浮かれていた。
だから、考えていなかったんだ。
このあと、最大の試練が待ち受けているなんて。

風呂から上がって部屋に戻ると、彼女はソファで爆睡していた。
まぁ、当然だ。
一日中「かっぱ星人」として大活躍だったから、疲れてしまったのだろう。

東雲
ったく···

オレは彼女を抱きかかえると、そのままベッドへと運んだ。
キスは、ひとまず瞼だけ。
それ以上すると、歯止めが効かなくなるのはすでに経験済みだ。

東雲
ふわ···

いい具合に、オレにも睡魔が訪れた。
今日こそ、ぐっすり眠れそうだ。
毛布を手に取り、ソファに横たわってみる。
けれども、布地からかすかに彼女の匂いがして···

東雲
······
···床でいいか

電気を消すと、毛布に包まり、床に横たわる。
目を閉じると、すぐに意識が遠のいた。
オレは深い眠りに落ち、そのまま朝まで爆睡···

···するはずだった。

サトコ
「···かん···」
「教官···」

ゆさゆさと身体を揺さぶられて、意識が覚醒し始める。
けれども、返事をするには、まだ頭のなかがはっきりしない。

(な···に···)

起きよう···起きなければ···
彼女が呼んでいるんだから···
そんなことを思いながら、睡魔と闘っていると···
身体を揺さぶる手が、ピタリと止まった。
そして、なぜか剥き出しだった肩に、毛布らしきものを掛けられた。

(あ···あたたかい···)

けど、それだけじゃない。
暖かくなったのは肩だけじゃなくて···

(もしかして今···)
(抱きつかれてる···?)

その瞬間、ぼやけていた頭が一気にクリアになった。

(なにこれ···なんでこんな···)

間違いない。
彼女は今、背中からオレに抱きついている。
だから、彼女の左手がオレの胸元にあるわけだし。
何より、この背中の温かい感触が···

(ちょ···ふざけんな!)
(抱き枕じゃあるまいし!)

慌てて逃げようとすると、さらにギュウッと抱きつかれてしまう。
それどころか、より背中にくっついてきて···

サトコ
「ん···」

(ん、じゃない!)
(当たってる!当たってるから、キミの···っ!)

明らかに、自分の体温が上がったのがわかる。
けれども、このままではどうすることもできない。

東雲
ちょ···起きて

サトコ
「ん···」

東雲
起きろ!氷川サトコ!

サトコ
「んー···」

(ちょ···)
(だから、なんでますます抱きつくのさ!)

このままじゃ、ダメだ。
まずは、オレが落ち着かなければ。

(1+1=2···2+2=4···4+4=8···)

頭の中で計算を繰り返すうちに、少しだけ気持ちが静まってくる。

(131,072+131,072=262,144···)
(262,144+262,144=524,288···)
(よし、これなら···)

そのとき、ふと彼女の二の腕が目に入った。
筋トレをしているわりには、イマイチ筋肉がつかない残念な腕···

(羽二重餅、みたいな···)

···ぷに。

(あ、意外と弾力···)

その瞬間、以前耳にした俗説が頭を過った。
「女性の二の腕の固さは···云々」っていう、ほんとくだらないやつ。
けど、それは今、一番思い出してはいけない類のもので···

東雲
···っ

(違···っ、ほんとにそんなつもりじゃ···)

サトコ
「んー···」
「教かぁ···」

(だから、なんでますます抱きついて···っ)

これが決定打となって、オレの2日連続寝不足はほぼ確定した。
それでも何とか試練を乗り越えたオレを、心から誉めてあげたいけれど。

さて、翌朝···
オレの目の前には、毛布を抱き締めたまま頭を下げる彼女がいた。

サトコ
「すみません!本当にすみませんでした!」

東雲
意味ないから
今さら謝られても

サトコ
「そ、そうですよね···」
「でも、その···すみません···」

(···まぁ、彼女が100%悪いわけじゃないし)
(オレも、二の腕とか摘ま···)

···ダメだ。今はそのことを思い出すな。

東雲
で、理由は?
なんでキミ、オレに抱きついて寝てたわけ?

サトコ
「そのことなんですけど、寝ぼけてたからあまり覚えてなくて···」

東雲
······

サトコ
「ただ、夜中に起きた時、教官が床で眠ってて···」
「肩がはみ出てたから、寒そうだなぁって思って···」

東雲
だから毛布ごと抱きついたって?

サトコ
「たぶん···」

(バカじゃないの···バカじゃないの···)

バッカじゃないの!

サトコ
「あ、あの···」
「私、コーヒー淹れてきますね!」

東雲
逃げるな!

サトコ
「大丈夫です!また戻ってきますんで!」

キッチンに隠れてしまった彼女に、オレは小さく舌打ちをした。

(ダメだ···泊まりの件、考え直さないと···)
(···でも、二度も同じことがあるとは思えないし···)
(いや、でも、やっぱり···)

そのとき、ブルルとスマホが震えた。
見ると、ディスプレイには実家の番号が表示されている。

東雲
···もしもし

東雲母
『歩さん?私ですが···』

(やば···)
(連絡するの忘れてた···)

ひとまず、一通りの報告を済ませて、今日中に東京に戻る旨を伝える。
さらに園長先生への伝言をメモして、当たり障りのない話をして···

(···そうだ)

東雲
せっかくだから、代わりますか?
うちの彼女、と

その申し出を、母が断るはずはない。
案の定「話をしたい」と言うので、オレはキッチンに声を掛けた。

東雲
氷川さーん、電話ー

サトコ
「えっ···誰からですか?」

東雲
うちの母さん

サトコ
「!!!」

(ぷっ···すご···っ)
(なに、その顔···っ)

明らかに挙動不審な彼女に、オレはスマホを押し付ける。
彼女はそれを受け取ると、くるりとオレに背中を向けた。

サトコ
「か、会長、ご、ご無沙汰しております···」
「は、はい···えっ···あ、はいっ···はいっ!」

こういうときに堂々と振る舞えないのが、いかにもうちの彼女らしい。
まぁ、そういうところも含めて、この子が愛おしいわけなんだけど。

(ま、近いうちに実家に連れて行けばいいか)
(何回か会えば、この子も緊張しなくなるだろうし···)

付き合うようになって···
再びキスするようになって···
泊まりを解禁して···
たぶん、近いうちに改めて両親に紹介して···
そうして、オレたちは少しずつ前に進んでいくのだろう。
その先にあるものは、まだはっきりとは見えていない。
けれども、今ぼんやりと脳裏に浮かんでいるのは、昨日のささやかな光景だ。

(オレがいる場所に、キミが「ただいま」って帰ってきて···)
(一緒に料理をして、片付けをして···)

あんな光景が、いつか「ありふれた日常」になるなら···

(···そうだな)
(悪くない···)

母との会話が終わったらしい彼女が、情けない顔つきでオレを振り返る。

東雲
母さん、なんだって?

サトコ
「え、ええと···」
「おつかれさまとか、今度どうのとか···」
「あと、それから···」

未だ混乱している彼女が、おかしくて、愛おしくて···
オレは「おいで」と手招きをした。
この腕の中で、彼女を落ち着かせるために。
ここがキミ専用の帰る場所だと、言外に伝えるために。

Happy End



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